足関節果部骨折について
足関節果部骨折
足関節は,脛骨(膝下にある太い骨のこと)及び腓骨(膝下にある細い骨のこと)の端,距骨(踵の上部にある骨のこと),それらをつなぐ靭帯(前脛腓靭帯や踵腓靭帯など)で構成されています。
歩行者やバイク運転中に事故に遭った場合,転倒時などに足関節に強い力が加わりやすく足関節骨折が生じやすいのですが,上記のような足関節の構成から,足関節周囲の靭帯損傷や骨折が生じる可能性があります。
検査方法
足関節の腫れや変形などを確認するとともに,距骨の動きやXP撮影で診断します。
治療方法
靭帯の断裂が無く,転位のないものについてはギプス固定といった保存的治療も可能とされています。
しかし,多くの場合は手術が必要で,骨のずれを防ぐために,ボルトなどで固定を行います。
考えられる後遺障害
片足の足首の可動域が健側と比較し
2分の1以下 | 「1下肢の3第関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの」として第10級11号 |
4分の3以下 | 「1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」として第12級7号 |
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江畑 博之
昭和56年新潟県燕市生まれ。平成14年新潟大学工学部化学システム工学科へ入学。卒業後、平成18年東北大学法科大学院入学する。司法試験に合格後は最高裁判所司法研修所へ入所し弁護士登録後、当事務所へ入所する。交通事故被害者が適切な賠償額を得られるよう日々、尽力している。
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