弁護士に依頼するメリットとデメリット
交通事故の保険実務の実態
「交通事故の対応は保険会社に任せているから安心」
「相手の保険会社は自動車事故の専門だから、信頼しても大丈夫」
このように思われる方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、相手の保険会社が被害者の方に対して提示する金額は、本来得られるはずの金額よりもとても低い場合が大半です。
保険会社は、裁判所などの中立的な第三者ではなく、あくまでビジネスとして交通事故の処理をしています。相手保険会社は、自分たちが支払うお金が増えてしまえば、会社の経済的な負担が大きくなりますから、様々な理由をつけてなるべく支払う金額を減額する方向で動いています。
このような保険実務の実態を知らなければ、事故の被害にあっただけでなく、十分な賠償を受けることができず、泣き寝入りしてしまう場合もあります。
弁護士に依頼するメリット
１．加害者から支払われる賠償額を増額できる可能性を高めることができます！
交通事故の賠償額を計算する方法は、自賠責保険の基準、任意保険の基準、裁判所の基準（赤本基準）の３種類があります
この基準の中で裁判所の基準（赤本基準）が最も高額な基準であり、被害者の方にとって有利な内容です。
しかし、任意保険会社は、被害者の方に賠償額を提示するとき、自賠責保険の基準や任意保険会社の基準を用いて計算をするため、本来得られるはずの賠償額よりも低くなることがほとんどです。弁護士に相談や依頼をされないまま示談に至ってしまった方は、低い賠償額しか受け取れていない可能性が高いのです。
弁護士は、裁判所の基準（赤本基準）で計算をして交渉をします。
相手の保険会社も、弁護士が赤本基準で交渉をしてくると、全額とは言わないまでも、増額に応じざるを得ないケースがほとんどです。
当事務所でも多くの増額実績があり、なかには、相手の保険会社が計算した金額より３倍、４倍にも増額したケースもございます
２．面倒な交渉ごと、事務手続きを弁護士に任せることができます！
毎月のように相手保険会社に治療状況を報告をしたり、細かな書類を作成したり、交通事故は面倒な事務手続きがたくさんあります。
また、保険会社の担当者は交通事故のプロですから、その担当者とやり取りをすることは、精神的にも大きな負担です。
平穏な日常を送りたいにもかかわらず、交通事故のことを思い出したり、相手の保険会社とやり取りをして疲弊をしてしまうことは、大きなストレスです。
弁護士は、このような交通事故に必要な事務作業や交渉をすべてカバーしています。弁護士に依頼することで、日中の電話や書類の記入をすべて任せることができます。
３．弁護士費用特約があれば、実質負担ゼロ円で弁護士に対応を任せることができます！
被害にあったご本人様やそのご家族の方が加入される自動車保険や火災保険に「弁護士費用特約」が付いている場合、弁護士費用を実質負担ゼロ円で弁護士に依頼することができます。
自分が弁護士費用特約に入っているかどうかわからないという方は、お手元に保管されている保険証券をご確認いただくか、加入されている任意保険会社や保険代理店の方にお問合せください。
弁護士に依頼した場合のデメリット
これまでお伝えしてきたように、弁護士に依頼することで、数多くのメリットがございます。しかし、弁護士に依頼することによってデメリットが発生する場合があります。
弁護士費用の問題
弁護士に依頼すると、保険会社が提示する金額よりも増額できる可能性が高まります。しかし、弁護士費用特約がない場合、その費用を依頼者の方にご負担いただかなければなりません。加害者（加害者の任意保険会社）から支払われる金額が高額である場合などは、その賠償額の一部を弁護士費用に充てることができます。しかし、弁護士費用特約がない場合、物損だけを依頼するケースや、むちうちや打撲で治療が数回程度のケースは、加害者側から支払われる金額が、弁護士費用を下回ってしまう可能性があります。
事前の見通しを弁護士に相談しましょう
このようなデメリットが問題とならないよう、弁護士はご依頼いただく前に、損害賠償見込み額と弁護士費用の概算をできる限りご説明をし、依頼者の方にご負担のないよう細心の注意を払っています
「弁護士費用特約がないけど、相談をしても大丈夫かな・・」と思われる方も、相談は無料ですし、ご依頼いただく前に見通しをご説明いたしますので、安心してお問合せいただければと存じます。
当事務所の6つ強み
１．３０年の歴史と３００件以上の交通事故問題の解決実績
当事務所は、地元である新潟に開業してから約30年という歴史があり、これまでに合計で1,000件以上の交通事故のご相談をお聞きさせていただいており、ご依頼の総数では300件以上の交通事故問題を解決してきました。
この長年の経験と、数多くの交通事故問題の解決の中から培ったノウハウを活かし、現在も地元新潟の皆様のお役に立てるように努めております。
交通事故に遭い、お困りになられている方は、お気軽に当事務所までご相談くださいませ。
２．完全成功報酬型という安心な明朗会計
当事務所では、交通事故のご相談に対して、完全成功報酬型という体制で交通事故に遭いお困りになられている方がお気軽にご相談して頂けるようにしております。
初回相談料金0円、着手金0円という料金体系で、交通事故被害者の方のサポートを行なっております。ちょっとした事でも構いませんので、まずはお気軽にご相談下さいませ。
※注意
ただし、物損事故のみの場合や加害者が任意保険に加入していない場合、弁護士特約がある場合など、場合によっては、着手金０円の事件の対象外となることもありますので、まずはお気軽にご相談下さい。
３．症状固定前からの後遺障害認定サポート
よく法律事務所に交通事故のご相談があると「症状が固定された後に、またいらっしゃって下さい」と症状が固定される前の訪問はお断りされるケースがあります。
しかし、本当に被害者がサポートを必要としているのは、受傷直後の症状固定前の段階からどのように適切な後遺障害認定を受け、その後の保険会社から適切な賠償金を得ていくのかという一貫したサポートです。
当事務所では、交通事故の被害者の方を全面的にサポートし、被害者の方が適正な賠償金を獲得することができるように対応させて頂きます。
４．後遺障害の等級認定をサポート
交通事故に遭うと、事故による怪我が後遺障害として残る場合があります。
しかし、後遺障害の認定は、適切な時期に、適切なタイミングで通院を行ったり、後遺障害の等級認定に必要な後遺障害診断書を適切な内容で書いてもらわなければなりません。
当事務所では、このような後遺障害の等級認定に関わるサポートもさせていただいておりますので、交通事故による後遺障害でお悩みの方は、お気軽にお問合せ下さい。
５．保険会社と顧問契約が無い
当事務所では、交通事故の賠償の際に、保険会社が被害者に提示してくる提案が100％被害者のことを考えたものではないと考えているため、保険会社との顧問契約がありません。
保険会社は適正な賠償金を提示することはほとんど無く、なるべく自分たちの支払いが少なくなるように賠償金の提案を行なってきます。このような対応は、交通事故の専門家である保険会社が行なうべきことではないと思います。
また、交通事故によって負った怪我の治療のための通院も同様で、当初は治療費を支払いますが、まだ治療の途中であるにも関わらず、突如として治療費の打ち切りを通知してくることが少なくありません。被害者は怪我に対する適正な治療を行なっている時でも起きることなのです。
このような理由から、私たちは保険会社との顧問契約を行なっていません。私たちは交通事故に遭われた被害者の方が、適正な賠償金を受け取れるよう、徹底してサポートさせて頂いております。
６．医療機関等の外部ネットワーク
交通事故で負った怪我は、後遺障害に詳しい専門の医師による適切な治療をしなければ後遺障害として残ったり、後遺障害が残っているにも関わらず、適切な後遺障害として認められないケースがあります。
当事務所では、このようなことが起こらないようにするために、医療機関等の外部の専門家と連携し、交通事故被害者の方のサポートをさせて頂いております。
江畑 博之
最新記事 by 江畑 博之 (全て見る)
- 2024年10月16日 お客様の声 - 2024年11月11日
- 【頚椎捻挫等 当初の保険会社側の提示額から約５０万円増額して示談した事例】 - 2024年10月17日
- 【頚椎捻挫等 休業損害、慰謝料共に裁判基準に近い金額で示談した事例】 - 2024年10月7日
