伊藤雅美先生よりの推薦文

宮本先生にお世話になりました。先生には、3回交通事故でお世話になりました。3回 とも私が停車しているとき後ろからの追突事故でした。最初の事故は、妻の実家近く(茨城県取手市)で、玉突きの真ん中での追突事故でした。相手方は、事故後私との会話(連絡)を拒み、謝罪もしませんでした。

ひどいむち打ちと臀部と右足のしびれに苦しみました。保険会社からは「(加害者から)委任を受けました。補償は治療が終わったら支払います」と通知を受けました。

収入は途絶え、生活は苦しくなりました。当然、保険会社に当面の家族4人の生活費を一時金として出してもらいたいと申し入れると、保険会社の担当者は「(会社のやり方に)不満でしたら裁判をしてください」と一方的に言われ終わりました。

途方にくれました。過失「0」の被害者が、なんでこんな思いをしなければならないのか。加害者は、謝罪をせず何事もなかったように暮らしている。何ともやりきれない感情が幾度も走りました。

保険会社は、お金を出す側の強気なのだろうか。兵糧攻めにして妥協させようとしていることが見え隠れする。「そこまでするのか。それはないだろう」と思いつつ、いつの間にか「自分が悪い」という考えになっていきました。

 
そして、妻は、実家からお金を借りる算段を始める。背に腹はかえられぬ、生活していくために妥協して「お金」をめぐんでもらうしかないと思いました(そんな“すさんだ心”になっていきました)。

そんな追い詰められたなかで宮本先生と知り合い「今、何をすべきか。何をしていけないのか」のアドバイスを受け、さらに私のぐじゃぐじゃに絡まった考えの交通整理をしていただきました。

何回か、宮本先生から思考の交通整理を受け、裁判というものの説明を受けたころから「保険会社がそういうなら受けて立とうじゃないか。“権利のうえに眠るものは、法は保護せず”法律で認められている権利を最大限に使う」という考えになりました。そして裁判となりました。判決は満足のゆくものでした。

以後2回の追突事故は、すべて宮本先生にその解決をゆだねました。今、あらためて3回の事故を振り返り思うことは、権利を主張することの難しさと、権利を守るために専門家の知恵を借りなければならないことです。加害者(保険会社)は、自分の意に添わなければお金を出さなければいいだけです。被害者は“泣き寝入り妥協しかない”のです。

お金が無くなることは、七転八倒の苦しみになります。自分ひとりでの交渉なら、雀の涙の賠償金を最大限の賠償金と思い込まされて示談をしたと思います。たぶん多くの方は、そうでないかと思います。

ひとりで悩まず、幅広い見識を持つプロに相談し司令塔になってもらうことです。私の場合は宮本先生でしたが。そして、納得がいく解決がなされることを希望します。

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江畑  博之

江畑  博之

昭和56年新潟県燕市生まれ。平成14年新潟大学工学部化学システム工学科へ入学。卒業後、平成18年東北大学法科大学院入学する。司法試験に合格後は最高裁判所司法研修所へ入所し弁護士登録後、当事務所へ入所する。交通事故被害者が適切な賠償額を得られるよう日々、尽力している。
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