保険会社から約230万円を提示されたが、弁護士が交渉した結果、 約400万円となった事案

依頼の経緯

六十代後半の依頼者は、交通事故に遭い、約1週間入院した後、約半年間通院した結果、
後遺障害等級12級が認定されました。

相手方保険会社は、依頼者に対し、損害賠償額として約230万円を提示してきたため、提示された損害賠償額が適正かどうか確認するため、当事務所にご相談にいらっしゃいました。

担当弁護士が試算した結果、相手方保険会社が提示してきた賠償額は低く、当事務所が依頼を受けた場合、大幅に賠償額を引き上げることができる可能性が高いと考え、依頼をお受け致しました。

当事務所の対応

担当弁護士は、裁判基準に従って賠償額を再計算し、相手方保険会社と交渉を開始しました。
治療中、依頼者は、相手方保険会社の担当者との会話で、「これまでと同じように生活できるようになってきた」という話をしたことがありました。

相手方保険会社は、この発言をもって、後遺障害等級12級に認定されているものの、事故前と同じ生活ができているはずだと主張し、こちらが請求した「逸失利益」の金額を争ってきました。

相手方保険会社は、なかなか逸失利益を認めようとしませんでしたが、こちらが交渉を打ち切り、法的手続きをとる姿勢を示した結果、400万円以上の支払いを提示してきました。

担当弁護士の所感

相手方保険会社は、あくまでも相手方であり、保険会社の担当者は、被害者の発言を記録し、後で自分たちの有利になるように利用することがあります。

相手方保険会社の担当者とお話になる際には、後で自分の不利にならないように十分に気を付けてお話になることをお勧めします。

また、相手方保険会社が強硬な姿勢を示してきた場合にも、事案によっては、安易に妥協せず、毅然とした態度で交渉することも必要です。

交通事故の被害に遭われた被害者の方は、交通事故の事件処理に精通した弁護士に相談することをお勧めします。(担当弁護士 江幡 賢)

                                                                                                           掲載日2024年5月23日

 

 

投稿者プロフィール

江畑  博之
江畑  博之
昭和56年新潟県燕市生まれ。平成14年新潟大学工学部化学システム工学科へ入学。卒業後、平成18年東北大学法科大学院入学する。司法試験に合格後は最高裁判所司法研修所へ入所し弁護士登録後、当事務所へ入所する。交通事故被害者が適切な賠償額を得られるよう日々、尽力している。
The following two tabs change content below.
江畑  博之

江畑  博之

昭和56年新潟県燕市生まれ。平成14年新潟大学工学部化学システム工学科へ入学。卒業後、平成18年東北大学法科大学院入学する。司法試験に合格後は最高裁判所司法研修所へ入所し弁護士登録後、当事務所へ入所する。交通事故被害者が適切な賠償額を得られるよう日々、尽力している。

解決事例の最新記事

どんな些細なことでもお気軽にご相談下さい 025-288-0170 ご予約受付時間 平日9:30〜18:00 相談時間 平日9:30〜18:00(土・日・祝日応相談)